HTT連携企業 FC東京

FC東京

連携した取り組み

インタビュー

FC東京の環境配慮に対する基本姿勢

FC東京は、首都・東京をホームタウンとして、「スポーツの力」を東京中に、そして日本中に届け、日本を代表するクラブを目指しています。

これまでFC東京では様々な活動を「社会連携」として実施し、ステークホルダーのみなさまと活動をともに実施してきましたが、同じベクトルでさらに推進していけるように2025年に「FC TOKYO ソーシャルステートメント」を発表しました。

『もっと前向きなエネルギーがあふれる街に』、『もっとあたたかいサポートに包まれる街に』『もっとクリーンな空気や自然に恵まれた街に』をめざし、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

FC東京の具体的な環境への取り組み

FC東京は、環境負荷の軽減と地域との連携を図る取り組みを進めています。サポーターや地域住民とともに、持続可能な社会の実現に向けた活動を展開しています。主な取り組みは以下の通りです。

NO PLANET , NO TOKYO

2021年からFC東京が展開する教育型プログラムです。2024シーズンは、未来を担う子どもたちとともに社会や地域課題の解決策を考えるきっかけを創出するため、青赤パーク・アジパンダ広場でワークショップやステージコンテンツ、キッズTシャツ配布、クイズ抽選会、節電体験アトラクションなどを実施します。

ECOパスプロジェクト

2017シーズンより始動し、ペットボトルの再利用啓発として試合会場ではごみ箱を装飾して、視覚で分かりやすく燃える、燃えない、ペットボトルの分別の可視化を促しています。またSNS等でもゴミの分別回収を呼び掛け、ペットボトルの再利用を啓発しています。

環境月間活動(地域清掃活動の実施)

ソーシャルステートメント– わたしたちのくらしの未来につながるゴールを『もっと前向きなエネルギーがあふれる街に』、『もっとあたたかいサポートに包まれる街に』『もっとクリーンな空気や自然に恵まれた街に』をめざし、『環境月間』において、地域とともに多様なサステイナブル活動を展開。選手やスタッフ、地域住民と協力し、スタジアム周辺や地域の清掃活動を行っています。この活動を通じて、地域とのつながりを深め、環境美化への意識を高めています。

FC東京がHTTと連携して取り組むアクション

FC東京は、東京都が推進するHTT(「へらす」「つくる」「ためる」)プロジェクトに賛同し、エネルギー使用の削減を中心とした取り組みを進めています。

へらす

クールビズ・ウォームビズの推進

FC東京は、クールビズおよびウォームビズを積極的に推進しています。これにより、エアコンの設定温度を適切に管理し、使用電力の削減を図っています。

へらす

室内照明のLED化

クラブの施設において、室内照明をLEDに切り替えることで、消費電力の削減を実現しています。LED照明はエネルギー効率が高く、長寿命であるため、環境負荷の低減に寄与しています。

へらす

こまめな電力削減活動

従業員の退社後の室内消灯、複合機の節電モードの活用、エアコンの電源オフなど、日常的な業務の中でこまめな電力削減活動を実施しています。これらの取り組みにより、無駄な電力消費を防ぎ、エネルギーの効率的な利用を推進しています。

担当者の声

環境への取り組みを始めたきっかけについて

FC東京では、地域でのごみ拾い、「ECOパスプロジェクト」という名称でのペットボトルのリサイクル啓発活動、そして2021年より『NO PLANET, NO TOKYO』というイベントを開催し、FC東京を通し、これからの未来を担う子どもたちとともに、社会や地域課題解決の方法を考えるきっかけを創出できるような場を作ってきました。HTTの普及啓発・機運醸成は、このようなイベントを介しFC東京サポーターを巻き込むことでより大きくなると思い実行してまいりました。

HTTとの連携を通じて得た成果や感想

選手による普及啓発CMのSNS・スタジアムでの放映や、試合日などでのHTTブースを介した普及啓発活動でFC東京のサポーターを中心に情報は拡散され、数万、数十万人にHTTの意義を届けることができました。

今後の目標と展望

多くの方が「自分のこと」として小さなことでもアクションしていくことが大切だと考えますので、FC東京を通してHTTの意義をこれからの未来を担う子どもたちを中心に情報を届け、考えるきっかけを提供し続けていきたいと思います。

まとめ

FC東京は、地域に根ざしたスポーツクラブとして、地域社会とともに環境課題に向き合い、日常的な活動の中にサステナブルな視点を取り入れてきました。マイボトルの持参促進やリサイクル活動、LED導入、電力の効率的な利用など、応援の場から広がる環境意識は、クラブを支える人々の手によって育まれています。

東京都が推進するHTTプロジェクトにおいても、啓発イベントや情報発信を積極的に展開し、「へらす」アクションを軸とした実効的な取り組みを続けています。選手やサポーターが一体となった普及活動は、社会への影響力という点でも、スポーツクラブならではの価値を発揮しています。

今後もFC東京は、環境への取り組みを「自分ごと」として伝える役割を担いながら、子どもたちや地域の人々とともに、持続可能な未来をつくる歩みを続けていきます。