お役立ちコラム
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2025.12/23
この冬・春先に知っておきたいエアコンの賢い使い方とは
『空気・空調の専門家』ダイキンが伝える、今日から試したいエアコンの節約、節電術から学ぶ『HTTとの関わり方』!

「電力をⒽへらす Ⓣつくる Ⓣためる」の頭文字からとった“HTT”をキーワードに、都⺠・事業者等への働きかけを通じて脱炭素社会に向けたアクションを実施している東京都と、2025年から東京都「HTT取組推進宣言企業」として登録し、節電対策や再生エネルギー活用を推進するダイキン工業株式会社(代表取締役社長兼COO:竹中 直文、所在地:大阪府大阪市北区梅田1-13-1 大阪梅田ツインタワーズ・サウス、以下:ダイキン)より、寒さが強まる季節に今日から始めたい、節電、節約術や最新エアコンをご紹介します。
10月に入り、ようやく秋を感じられるようになった気候から一転、気象庁が2025年9月22日(月)に発表した寒候期予報(2025年12月〜2026年2月)によると、11月に入ると西日本を中心に気温の落差が大きくなり、一気に晩秋らしい寒さになることから実際の気温以上に寒さが感じられる見込みです。
夏の冷房代に比べ 、暖房代が高くなる冬、エネルギー価格の高騰などから電気代の値上げが続いている現在、冬を快適に過ごしていただくため、身体への負担、家計への負担を意識しながら、寒暖差対策を行うことが重要です。
HTTが必要な理由
春夏秋冬と四季を楽しんできた我々日本人にとって、季節の移ろいは、芸術、ファッション、文芸など様々な文化の発展に欠かせないものでしたが、近年では、気候変動により、「酷暑」「残暑」など日本の夏は長期化しています。また、気象庁の定義によると、これまで季節区分は、春は3〜5月、夏は6〜8月、秋は9〜11月、冬は12〜2月としていましたが、暦上の秋となる9月は気温が30℃を上回る日も多く、10月の初旬は半袖で過ごす方も多いなど、夏を体感する日が増えています。
そこで最近では、春を3〜4月、初夏・盛夏を5〜7月、猛暑として8〜9月、秋に10〜11月、冬に12〜2月と、四季ならぬ五季への転換も謳われ始めています。
そんな「地球温暖化」ならぬ「地球沸騰化」とも言われ始めている気候変動は、10年前と比べ、気温、電気代、熱中症患者数などをみても明らかで、こうした気候変動は、身の回りの変化だけでなく、大雨による被害や、暑さによる作物の成長不良など様々な悪影響を及ぼします。
地球温暖化は、二酸化炭素をはじめとした大気中の温室効果ガス の増えすぎにより、地球が熱をうまく放出できなくなることで引き起こされます。二酸化炭素の排出量増加には、石油や石炭を燃やして電気を作ったり、服やプラスチック製品を作ったり、ゴミを燃やしたりするなど、普段の生活に欠かせない活動が影響しています。このまま温室効果ガスの増加が続くと 、21世紀末には、世界の気温が今より3.3度〜5.7度も高くなるという予想もされており、地球温暖化の問題は、漠然とした大きな問題ではなく、環境のことを考えた私たち一人一人の行動が重要となってきます。
そこで、東京都では、無理なく少しの行動から都民・事業者等へ地球温暖化を考えていただけるよう、「電力をⒽへらす Ⓣつくる Ⓣためる」の頭文字からとった"HTT"をキーワードに省エネや脱炭素の取組を推進しています。
夏より高くなる、冬のエアコン電気代!
"空気・空調の専門家"ダイキンが伝える、今日から試したいエアコンの節約、節電術
エアコン、こたつ、ヒーターにストーブと冬の暖房器具は様々です。その中でも、部屋全体を効率よく温められるものとして、エアコンの使用頻度は各家庭において非常に高くなっています。そこで、エアコンの節電ポイントや、節約術をお伝えします。
●CO2排出量が最も多いのは「使うとき」!
エアコンは、安心で快適な暮らしに欠かせない機器である反面、多くの電力を消費します。夏の日中(14時頃)には、一般家庭の電力消費の約6割をエアコンが占めるともいわれています。こうした電力需要は、CO2の排出にもつながります。実は、ルームエアコンの製造から廃棄までに排出されるCO2の割合は「使うとき」が最も多く、全体の約89%に達します。つまり、エアコンに起因するCO2排出量を抑えるには、購入時には消費電力量の少ない製品 を選んだり、日頃から節電 につながるエアコンの使い方を意識したりすることが大切です。

●暖房が冷房より電気代が高くなる理由
エアコンは、室内の空気中の熱を減らしたり増やしたりして冷暖房しています。冷房時は室内の熱を屋外に運び出して部屋を涼しくし、暖房時は屋外の熱を室内に運び込んで暖めます。こうして移動させる熱の量が多いほどエアコンの消費電力は増加します。例えば、夏に室温を35℃から27℃に下げる場合、その差は8℃です。一方、冬に室温を7℃ から20℃に上げる場合、その差は夏よりも大きい13℃です。一般的に、エアコンが移動させる熱の量は夏より冬の方が多いため、多くの場合、冷房に比べて暖房の方が電気代が高くなります。
●エアコンのつけっぱなしはお得?
ダイキンの実験では、夏の日中の冷房運転や冬の暖房運転の際、30分程度の外出であれば、エアコンの電源を切るより「つけっぱなし」のほうが電気代の節約につながる結果になりました※ 。エアコンは、運転を開始した直後など、設定温度をめざして室温を大きく変化させているときに多くの電力を消費します。一方、設定温度に到達後、室温を維持するための電力は少なめです。エアコンのスイッチをこまめにオンオフすると、室温を大きく変化させるタイミングが増え、消費電力量が増加してしまう場合があります。部屋にいるときや、短い外出のときは、エアコンの温度調節機能に任せるのがおすすめです。

※こうした実験結果について、「必ず同様の結果になる」と誤解される方もおられます。場合によっては「実践したのに同じ結果にならなかった」というご意見につながる可能性もあるため、本注釈を添えていただきたくお願い致します(記載場所などはお任せ致します)。
エアコンの電気代を節約するポイント(冬の暖房編)
①室外機の周りはスペースを広く

室外機の周囲に物を置いたり、カバーで覆ったりしないようにしましょう。
エアコンの室外機は、暖房運転時には周辺の空気を取り込みながら、部屋に送り込むための熱を集めています。室外機の側面や背面にある吸込口や、正面にある吹出口を障害物で塞いでしまうと、室外機の中を空気が通過しづらくなり、空気中の熱を集めづらくなることで暖房の効率が落ちてしまいます。
②2週間に1度を目安に、フィルターを掃除
暖房運転時のエアコンは、室内機で吸い込んだ空気を暖めてから室内に吹き出すことで部屋を暖かくします。室内機の中にあるフィルターは、室内機が吸い込む空気の中に漂うホコリを防ぐ役割をしています。フィルターにホコリが堆積すると、室内機の中を通過することで暖められる空気の量が減り、室温が設定温度に到達するまでに時間がかかってしまい、その分、無駄な電力消費につながります。フィルターを一年間掃除しないと、約25%の無駄な電気代の上昇につながる場合もあります。
③床から温めて「温度ムラ」を抑える

暖かい空気は上昇する性質があるため、暖房中は天井付近と床付近の温度に差が出る「温度ムラ」が起こりやすくなります。室内機で吸い込んだ空気の温度から室温を判断しているエアコンは、天井に暖気がたまっていると、床付近が肌寒くても運転をゆるめてしまいます。エアコンの設定温度を上げれば足元の肌寒さも和らぎますが、その分消費電力は増加してしまいます。「温度ムラ」を抑える工夫として、エアコンの暖房運転時の風向は、できるだけ下向きにしましょう。
④室温20℃を目安に無理のない温度設定を
エアコンの暖房運転時、設定温度を上げると消費電力量は増加します。一般的に、設定温度を1℃下げると約10%の節電になると言われています。エアコン暖房時には、環境省が推奨する室温20℃を目安とした設定温度を意識してみましょう。
寒く感じる場合は、少し厚着をしたり、寒さを感じやすい首・手首・足首などをタートルネックやレッグウォーマーなどで温めるのもおすすめです。
⑤湿度が上がると体感温度もアップ

人の体感温度には、温度だけでなく湿度(しつど)も影響しています。エアコン暖房の設定温度を低めにしても、湿度を上げると暖かく感じます。比較的消費電力の低い加湿空気清浄機で加湿したり、洗濯物を部屋干ししたりして加湿するのも節電の工夫のひとつです。
なお、室内の加湿は体感温度を上げるだけでなく、ウイルスの抑制にもつながると言われています。ただし、湿度を上げ過ぎると結露やカビの発生につながる場合もあるので、湿度は40~60%を目安にしましょう。
おすすめ新型エアコン
家にいる時間が増えることで電気代も気になる季節に、節電もしながら暖まれる新型エアコンを紹介します。
うるさらX

■商品特徴
『うるさらX』は、AIがユーザーの好みを学習し、自動で最適な運転を行うことで、快適な空気環境を維持します。さらに、除湿だけでなく無給水での加湿も可能なため、冬場の乾燥対策にも効果的です。また、電気代が気になる方に向けて、消費電力を自動で抑える「節電自動」機能を搭載し、運転時間の約80%※を占める安定運転時の消費電力を抑えて運転します。最新モデルでは、起動時にはムダを抑えて効率的に立ち上げる「エコブースト制御」、そして安定運転時の省エネ性をさらに高めた「プレミアムPIT制御など、暮らしに役立つ節電機能を搭載しています。
■商品詳細
価格:オープン価格
発売日:2025年11月1日
型式:『うるさらX』Rシリーズ・Aシリーズ
ダイキンが行う"HTT"
ダイキンは海外売上高比率が8割を超えるグローバルメーカーとして、国や地域に応じたニーズに応え、人と空間を健康で快適にする製品・サービスを提供しています。主要事業である空調は生活を支えるインフラの一つとなり、世界中で人々の健康や経済発展のために、今後もエアコンの需要拡大が見込まれています。一方、空調は多くのエネルギーを消費するため、その増加をいかに抑制するかが注目されています。お客様のニーズに応え、かつ社会の脱炭素化にも貢献していくことが、最も重要な社会的使命だと考え、2018年に温室効果ガス排出実質ゼロをめざす「環境ビジョン2050」を策定。中期経営戦略においても重点戦略テーマの一つとして「カーボンニュートラルへの挑戦」を掲げ、脱炭素化や循環型経済への取り組みを強化しています。
●ダイキンのHTT
Ⓗへらす
2050年にバリューチェーンを通じた温室効果ガス実質ゼロをめざし、排出量の削減と削減貢献量の増加の2軸で諸施策を実行しています。排出量の削減では、2030年に化学プラントを除く全工場で温室効果ガス排出実質ゼロをめざし、2023年に堺製作所臨海工場でいち早く達成。オフィスにおいても2030年にグローバル全拠点で実質ゼロをめざしています。削減貢献量の増加については、省エネ性能の高いインバータ空調機やヒートポンプ式暖房・給湯などの環境負荷の低い製品やZEB建物や自治体へ街全体の最適エネルギーマネジメント等のサービスソリューションの普及や、エアコンの最適な使い方の啓もう活動に取り組んでいます。
Ⓣつくる
研究所をはじめ、国内外の開発・生産拠点での太陽光発電を導入しています。特に中国では2025年までに全空調工場に太陽光の導入を進めています。また、空調・油圧機器の技術を応用したマイクロ水力発電システムを開発し、自治体へ提案。河川や上下水道などで発生する水流を活用した発電の普及にも取り組んでいます。
Ⓣためる
空調のメンテナンスを担当するサービス部門の車両にEV導入を開始しています。
HTTとは
HTTとは、電力を「H(へらす)T(つくる)T(ためる)」をキーワードに、都民や事業者の皆さまと共に、気候危機への対応だけでなく、エネルギーの安定確保に向けたアクションを推進する取組です。今年度はHTTの取組に積極的にご協力いただける様々な企業等との連携を推進し、より多くの都民・事業者に向けて、HTTに関する理解促進等を進めています。
HTTは、決して難しいことではなく、私たちの毎日の暮らしの中に、そのヒントは溢れています。
Ⓗへらす(賢く電力を「へらす」)
最も身近で、すぐに始められるのが「へらす」アクションです。
エアコンの温度を1℃見直す、使わない照明を消す、古い家電を省エネ性能の高いものに買い替える。例えば、自宅の蛍光灯をLEDシーリングライトに交換するだけで、年間約2,190円、CO2に換算すると33.3kgもの削減可能です。
Ⓣつくる(クリーンな電力を「つくる」)
自宅の屋根等に太陽光パネルを設置し、自然の恵みからエネルギーを創出するアクションです。東京都では初期費用ゼロで始められる支援策もあり、エネルギーをただ消費するだけでなく、自ら生み出す「プロシューマー」という新しいライフスタイルへの転換を後押ししています。

Ⓣためる(つくった電力を「ためる」)
太陽光でつくった電気を蓄電池や電気自動車(EV)に貯めておけば、夜間や雨の日でもクリーンなエネルギーを使えます。さらにこの仕組みは、災害による停電時には「動く電源」として、命と暮らしを守るための重要なライフラインにもなります。クリーンなエネルギーを安定的に使うだけでなく、災害に強いまちづくりにも貢献する取組と言えます。
HTTとは
HTTとは、電力を「H(減らす)T(創る)T(蓄める)」をキーワードに、都民や事業者の皆さまと共に、気候危機への対応だけでなくエネルギーの安定確保に向けたアクションを推進する取組です。今年度はHTTの取組に積極的にご協力いただける様々な企業等との連携を推進し、より多くの都民・事業者に向けて、HTTに関する理解促進等を進めていきます。
【HTTに関する最新情報は以下をご確認ください】
公式サイト:
https://htt-tokyo.jp
HTT推進に向けた普及啓発・機運醸成実行委員会
担当:大橋 (080-7687-8670) 山藤(070-1439-5692)/池田
TEL:03-6894-3251 FAX:03-5413-3232
E-MAIL:htt_pr@ssu.co.jp